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《みちる》 モンマルトル(後編)

Hi! みちる流『Montmartre(モンマルトル)』紀行(後編)です。

パリの『モンマルトル』について、私が歩いた足跡を一緒に辿りながら、
2回にわたってご紹介しています。
前編は、こちらからご覧ください。
 ⇒『Montmartre(モンマルトル)』紀行(前編)

前回の続き、丘の上の白いドームに到着したところから始まります。



遠くに見えていた白いドーム、
それは、
Basilique du Sacre-Coeur(サクレ・クール寺院)』だったのです。


[サクレ・クール寺院]

もちろん、ホテルを出たときは、あの白いドームが『サクレ・クール寺院』とは
見当もつきませんでした。
私は正面からではなく、横の小道から登ってきたわけです。  
ですから、寺院の全形は見えず、頭の上の丸いドームだけ見えていたのですね。
 
似顔絵描きが大勢いた「テアトル広場」から丘の頂上に来てみると、
急に雄大にそびえている白亜の教会の全形が現れたのです。
圧倒されるような、真っ白い建物です。
 
簡単な説明をすると、
この美しい白亜の教会『サクレ・クール寺院』は、「聖なる御心」という意味です。
1870年の普仏戦争の敗北をきっかけに、カトリック教徒たちの発案で建築が
始まったそうです。
建築開始は 1876年でしたが、戦いなどがあり、40年もかかって1914年に
やっと完成したそうです。
 
高さは エッフェル塔に次ぐ80m、小高い丘の上にあるので、とてもよく目立ちます。
正面右手に立つのは「ジャンヌダルクの像」です。
このドームも階段で上まで登ることができます。
建物は ロマネスクとビザンチン様式で有名ですが、
内部のモザイクの壁や聖母像は また素晴らしく、
大変美しいものです。
地下は納骨堂で、寺院所有の宝物が無料で一般公開されています。
でも、ここは厳粛な教会ですから、中に入ったら話をしたり、
大きな声を出したりしてはいけません。
係の人がすぐやってきて来て、「外に出て話をするように」と注意されますよ。

もし、この『サクレ・クール寺院』へ行く機会があったら、
歴史を誇る素晴らしい寺院の周りで
シャッターを切り、
時間をかけて、寺院の中を見学してみてください。

そして、『サクレ・クール寺院』の正面から出てすぐ前方を見ると
そこには、アッと驚くような感動的なシーンが現れます。

ドームまで上がれば「パリの街並みを空から眺めている気分」と言いますが、
この小高い丘の上の『
サクレ・クール寺院』の前からでも
見下ろすと、じつに美しい眺望、パリ全景を見ることができるのです。

その日は綺麗に晴れていたので、遠くに、エッフェル塔も見えました。
本当に ヘリか気球に乗って パリを見下ろしているようでした。
寺院の前は下の街まで続く幅広い階段があり、脇には 緑の公園があり、
その途中で休んだり
写真を撮ったりしている人もいました。
丘の下には 真っ直ぐな道が見え、大勢の観光客が歩いているのが見えます。
街はとても賑やかそうです。


[サクレ・クール寺院の正面から見るパリの街]

階段の脇に この頂上とモンマルトルの丘の麓を結ぶ
『フニクレール(ケーブルカー)』があります。
地下鉄やバスの共通券でも乗れますが、
わずか数秒で到着してしまうそうです。
 
下まで ピョンピョンと下りてみました。
10分くらいかかりましたが、ちょっと楽しかったですよ。
上りの階段はそんな簡単ではなさそうで、きっと体力を要しますが、
下りは階段で大丈夫です。
一番下は公園になっていました。
 
そこには、古い小さな『メリーゴーランド』が ガタゴトと動いていました。
その時は 1回2ユーロ(約¥270)でしたが、
これがまた有名なメリーゴーランドなのだそうです。
フランスの記録的な大ヒット映画『アメリ』の中にも使われたそうで、
観光客が取り巻いていました。
 
寺院から見えた真っ直ぐな街路は、ちょうど東京の浅草の仲見世通りのようでした。
両側は観光客目当ての土産屋が並び、
多分「Made in China」「Made in Indonesia」のタグが付いている、
reasonableな(手ごろな値段の)スカーフ、Tシャツ、帽子、バッグ等でしょう
たくさんカラフルに並べられていて、観光客が群がっていました。
 
地下鉄やバスも近くから発着しているようで、
普通はこの道を通って下から上へのぼって
『サクレ・クール寺院』へ行くのだと、
その時、気がつきました。
 
この近くには『モンマルトル墓地』があります。
墓地といっても、日本の暗い墓地を想像しないでください。
外国の墓地は 広い静かな公園のようです。
ここは「1759年開設」というのですから、歴史を感じさせます。
「ハイネ」「スタンダール」「ゴンクール兄弟」「オッフェンバッグ」
「ベルリオーズ」など芸術家の
お墓がありますから、散歩をしながら、
見つけてみるといいかもしれません。


『モンマルトル』の丘の話を長々と書いてしまいましたが、
もう一つ、お伝えしたいことがあります。
 
Le Consulat(コンシュラ)』と言うビストロ(小さな酒場・レストラン)が
テアトル広場の近くにありました。
その周りにビストロはたくさんあってどこも客で溢れていましたが、
この「コンシュラ」の雰囲気に惹かれて、たまたま入ってみました。 
これがとても古い建物の一つでした。


[Le Consulat]

後から聞いたのですが、
ここは『モンマルトル』の名物ビストロだったのです。
ロートレックやモネ、ゴッホなども通ったビストロだったそうです。
そして、ユトリロの絵にも描かれているそうです。
「あの店で…芸術家達が?」と考えたら、不思議な気分になりました
いったいあのテーブルで、どんな芸術談義をしていたのでしょうね。

パリで印象に残っているビストロが、もう1軒あります。
泊まっていたホテルの近くにあったベルギー料理のお店です。
チェーン店だそうですが、明るい雰囲気で入りやすいところでした。
『Leon de Bruxelles(レオン・ド・ブリュッセル)』というお店です。


[Leon de Bruxelles]

メニューを見ると、お薦めは『Les Classiques(ムール貝)』のようで、
周りの人達は皆、ムール貝をおい
しそうに?食べています。
「同じものを」と注文すると、「バター味、クリーム味、トマト味、カレー味」と
とにかく種類が多すぎて、迷ってしまいました
。 
飲み物が付いていて、フライドポテトは食べ放題と言われました。

適当に注文して、出てきたのは
バケツのような鍋に 山盛りいっぱいに入っているムール貝でした。
ムール貝は好きですが、こんなにたくさん、
しかもムール貝ばかり食べたことは初めてでした。
鍋の底のムール貝のスープは美味しいのですが、
食べても食べても貝、貝、貝だけです
貝の夢を見てしまいそうなくらい

でも、この料理も、今ではパリ名物の一つになっているそうです。
パリへ訪れたときは、一度は挑戦してみてくださいね。


[Les Classiques]

『モンマルトル』に滞在して、思いがけず 「体験してから知った事」が
たくさんありました。
予定外の「観光スポット」を「みちる流」に味わって、とてもトクをした気分に
なりました。
特に海外へ行くと「知りたがり屋」なので、私はすぐ質問し、メモり、
体験したくなります。


もし、今後パリに行く機会があったら、ぜひ「さんぽみち」を思い出して、
自分流に
『モンマルトル』の「テアトル広場」や「サクレ・クール寺院」を
歩いて、体験してみてください。
もっとたくさんの新発見があるでしょう。

Thank you for reading.




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プロフィール

【みちる先生】
横浜市出身。
英語教育と日本語教育にたずさわり、その教え子達は現在、世界の第一線で活躍中。
また数多くの国々を訪問し、国際交流のボランティア活動も展開。

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