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《みちる》 イディオム

 Hi! 『 English Idioms 』が今日のテーマです。

「英語のイディオムってキライ!」
…っていう苦手派が多いのではありませんか?

そうですよね。 
授業で先生が「はい、これは熟語! 線を引いて覚えて!」と言うから、
「テストに出るかな?」と思って仕方なく勉強しているようなもの
…ではありませんか?

英語を母国語として使う人でも日常生活に使う単語数は、
ナ・ン・ト、たったの1,100語ぐらいだそうです。
「なんだ、その程度なら…」って喜んでしまいますよね。
もちろん、アメリカの大学卒業生や企業で仕事をしている人達は、
20,000語から30,000語が必要だと云われています。

では、1,100語で日常生活に必要な表現が完璧に駆使できるって
本当でしょうか?

…本当だそうですよ!
新しい単語を覚えるのが苦手な人達にはラッキーなことです。
もし本当なら、英語は スゴク楽な言語ですよね。
よく書店で『中学程度の英語で充分』と宣伝している英会話の本を
みかけますね。

じつは、そこに問題があるのです。

そこで調べてみると…
「1,100語というのは英語の基本的な語彙」なのだそうです。
何かアヤシイ…。裏がありそう…でしょう?

その基本的な語彙がいろいろ組み合わされて、イディオムを形成して
口語表現になったり、奥深い意味を表したり、本来とかけ離れた
別の意味になったり、自然な表現に使われたりしているのです。
つまり、イディオムは1,100語の「変身」した姿なのです。

例えば、「起きる」を辞書で調べると「rise; get up」と書いてあります。
私たちは「get up」を普通使います。これはイディオムです。
「rise」は少しあらたまった堅い表現です。

というわけで、中学程度の単語で組み合わせによって
全く違う意味を持つイディオムがたくさん出来ます。
そしてイディオムは、私たちの英語の中に広く奥深く入り込んで、
基本の語彙の1,100の力を何十倍も膨らませているのです。
イディオムを知っている方が、自由に自然体で表現できるから
トク…というか、便利なわけになります。

イディオムの重要性をあらためてご理解いただけたでしょうか?

それでは、
「一つでも(テストのためばかりでなく)頭に入れておこうかな」
という気になって…、
今日はこの「さんぽみち」で楽しく覚えてみましょう。

★「比喩」を表した面白いイディオムにクイズで挑戦!

『比喩』とは「(たとえて言うと)…のように…」を表します。
例えば、日本語でも「(借りてきた)ネコのようにおとなしい」
「牛のようにのろい」という表現があります。
ただ「おとなしい」とか「のろい」というよりも、比喩を使うと
『おとなしい様子』や『のろい様子』が、はっきり伝わってきます。 
だから英語でもイディオムを使うと、ワンランク上の表現ができるのです。



【クイズ】

英語で「(動物)のように…」という表現のイディオムにしてください。
(カンタンでしょ?)

左の日本語の意味にするには、英語では下の動物のどれが入りますか?

 ant(蟻)      horse(馬)   mouse(ねずみ)
 lion(ライオン)  bee(ミツバチ) peacock(孔雀)



1.とても忙しい     as busy as a(       )

2.とても静かな     as quiet as a (       )

3.とても勇気がある 
as brave as a (              )

4.とても得意顔で  as proud as a ( 
             )

5.大食いする    eat like a (              )
            

  解答は後ほど…



★ちょっと付け足し!

動物ではないのですが、英語にこんな表現があります。



・うり二つ … as like as two peas
       (二個の豆のように似ている
)

『うり』は英語ではmelonですが、メロンでなく『エンドウ豆』に 
なるのですね。
 (例)The twins are as like as two peas.
    (あの双子はうり二つです。)




次は、動物に関してのイディオム。
これはよく出てきますね。

・どしゃぶりの雨が降った。…
It rained cats and dogs.

でも、どうしてネコとイヌが登場するのでしょう?
じつは『ネコ』は(どしゃぶり)のシンボルで、
『イヌ』は雨に伴う(強風)のシンボルだそうです。



次は、『象』の
イディオムです。

・値が張るのに役にたたないもの … a white elephant
 
(例)
That big clock is a real white elephant .
   It doesn’t work and looks too old.
   (あの大きな時計は本当に無用の長物で動かないし、
    古ぼけて見えます。)




『象』について、単語でこんなことも 知っていますか?

・象の鼻 … the trunk of an elephant  (noseでなくてtrunk…幹)
・雄象 … a bull elephant
・雌象 … a cow elephant 
・子象 … a calf elephant 


bull…雄牛、cow…雌牛、calf…子牛、なのに。



次は『鰐(ワニ)』のイディオム
です。

・そら涙 …
crocodile tears

(例
) Do you know she often cries crocodile tears?
  (彼女はよくソラ涙を流すって知っていますか?
)

『ワニ』は獲物を食べながら涙を流す…という説からきているそうです。





【正解】
さて、先ほどの比喩のクイズの正解をお伝えしましょう。

1.
as busy as a( bee )   
 …“He is very busy.”より、“He is as busy as a bee.”の
  ほうが「多忙を極めている」を表現します。

2.as quiet as a( mouse )
  …日本語は「ネコ」で英語は「ネズミ」なんですね。

3.
as brave as a( lion )

4.
as proud as a( peacock )

. eat like a ( horse )
  …“He eats much.”より「パクパク食べている様子)が
  伝わるでしょう?



さあ、今日のクイズはどうでしたか?
      
“It's a piece of cake.”と答えてほしいものですね。

え? いいえ、これは「ケーキ」の話ではありませんよ。
これも「超カンタン!」というイディオムを使ったフレーズです。
ぜひ、日常会話に“It's a piece of cake.”も使って、
イディオムを楽しんでみてください。

まだまだ他にも「idiom」や「collocation」(連語)には、
知っていると便利な表現がいろいろあります。

これからもこのブログで少しずつご紹介していきますから、
読んでみてくださいね。


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プロフィール

【みちる先生】
横浜市出身。
英語教育と日本語教育にたずさわり、その教え子達は現在、世界の第一線で活躍中。
また数多くの国々を訪問し、国際交流のボランティア活動も展開。

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