《みちる》 間違えやすい表現
Hi ! 『間違えやすい表現』のお話をしましょう。
職員室には、日本の学生に英語を教えている若い外国人講師達が、
時々‘coffee break’で集まります。
私もその‘coffee break’で、彼らと合流する機会を
できるだけ作るようにしていました。
彼らは、授業では英語だけを使わなければならないので、
その‘coffee break’が、私と日本語で話す良いチャンスだと
思っているようです。
私はなるべく日本語で「聞き手」にまわり、
お喋り好きの彼らの演説に耳を傾けるわけです。
ホームシックからでしょうか、「もう少し、もう少し…」と、
彼らは少しでも長く一緒に話したがります。
日常生活の疑問とか、故郷の自慢とか…
ワイワイ、ガヤガヤ、とても賑やかです。
ある時、アメリカ人のK先生が口を尖らせて私に言いました。
「ぼくは 2ねんのがくせいをおしえています。
だから だいたい いみ わかります。
しかし、いつも がくせいは おなじミスをします…」
「どういうミスですか?」と思わず私は訊きました。
「その『どう?』をまちがえます」
と今度は、南アフリカから来たR先生が言いました。
彼らの話を聞くと「なるほど」と納得することばかりでした。
そのときの話は、日本人の『間違いやすい表現』に集中しました。
今日は、その話を紹介しましょう。
指摘されたことは4つ。次の No.1~No.4でした。
No.1 「どう思いますか?」の場合

「どう~?」と日本語的に考えると、日本人は大抵の場合、
「how」を使ってしまうようです。
でも「~をどう思いますか?」の場合の「どう」は、
「how」を使いません。
「what」を使うのです。
× How do you think of ~ ?
O What do you think of ~ ?
もし、“How do you think of ~ ?”と訊かれた場合は、
「心で考えますか? 頭で考えますか? 紙に書いて考えますか?」
…というように「考える方法」を訊かれていることになります。
通常は「意見」や「考え」の内容を求めているわけですから、
「what」を使うわけですね。
No.2 「~の首都はどこですか?」の場合

この「どこ」は「where」を使いません。
× Where is the capital of ~ ?
O What is the capital of ~ ?
「場所」ではなくて「地名」を求めているわけですから、
「where」ではなく「what」を使います。
No.3 「~の人口は何人ですか?」の場合

この「何人」は「how many people」を使いません。
× How many is the population of ~ ?
O What is the population of ~?
「数値」を求めているわけですから「what」を使います。
No.4「(車を降りた場所で)ここはどこですか?」の場合

この「ここ」は 「here」を使いません。
× Where is here?
○ Where are we?
「here」は副詞なので「私たちはどこにいるのですか?」
という文にします。
この4つを間違えずに使いこなせていたら、英語の能力は
かなり‘pretty good’(優秀)なのだそうですよ。
頭で分かっていても、ペラペラと会話の中に入ってくると、
日本人はついつい間違えてしまいそう…。
覚えておきたいですね、
“Pretty good.”とネイティブに褒められるように…。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
その次に‘coffee break’で、
「日本人が間違えやすい表現」と指摘されたのは
否定疑問(~ではないですか?)の答え方でした。
大学入試でも、毎年必ずどこかで出題されます。
何か尋ねられて、私達は「うん」とか「ええ」と答える時は
いつも“Yes.”と口から出てしまいます。
「いや」とか「いいえ」と答える時は、いつも“No.”って…。
だから、日本人は否定疑問で訊かれた場合、
彼らに言わせると「よわ~い!」のだそうです。
(1)「昨日そこへ行かなかったんですか?」
“Didn't you go there yesterday?”
「いいえ、行きましたよ。」
○ Yes, I did. × No, I went there.
(2)「明日 買い物に行かないんですか?」
“Won't you go shopping tomorrow?”
「ええ、私は行きません。」
○ No, I won’t. × Yes, I won’t go.
(3)「そのニュース、知らないの?」
“Don't you know that news?”
「いや、知ってるよ。」
○ Yes, I do. × No, I know.
外国人から「よわ~い!」なんて言われないように、
私達日本人も対策を講じなければ、と思いました。
じつは『ゼッタイ間違えないコツ』があるのを知っていますか?
そ・れ・は、「否定疑問」を意識しないこと!
どれも普通の疑問文「~ですか?」だと思って、
『普通に答えればいい』のです。
カンタンなことですから、そのままカンタンに考えるのです。
(1)“Didn't you go ~?”を“Did you go ~?”と思って…
そこへ「行った」場合は“Yes, I did.”と答える。
(2)“Won't you go ~?”は“Will you go ~?”と思って…
「行かない」場合は“ No, I won't.”と答える。
(3)“Don't you know ~?”は“Do you know ~?”と思って…
「知っている」場合は“Yes, I do.”と答える。
これで 正解になります。
もう「日本人は否定疑問によわ~い!」なんて言わせませんよね。
いきなり「日本語を忘れて英語の頭で考えろ!」というのは
ムリだと思います。
でも、練習すれば大丈夫。
日本人は、蕎麦屋に入ったら箸で蕎麦を食べるのに、
イタリアンレストランに入ったらフォークでパスタを食べる…
これが普通にできるでしょう?
もともと「使い分け」が得意なのかもしれませんよ。
「英語で話す時は英語で考えて、日本語で話す時は日本語で考える」
練習さえすれば、案外、私達はそれが器用に出来るはずです。
それが「英語を身につける技術」の第一歩です。
いつも賑やかな‘coffee break’の時間。
違った視点から様々な意見や見解が出て、しかも、
職員室には、日本の学生に英語を教えている若い外国人講師達が、
時々‘coffee break’で集まります。
私もその‘coffee break’で、彼らと合流する機会を
できるだけ作るようにしていました。
彼らは、授業では英語だけを使わなければならないので、
その‘coffee break’が、私と日本語で話す良いチャンスだと
思っているようです。
私はなるべく日本語で「聞き手」にまわり、
お喋り好きの彼らの演説に耳を傾けるわけです。
ホームシックからでしょうか、「もう少し、もう少し…」と、
彼らは少しでも長く一緒に話したがります。
日常生活の疑問とか、故郷の自慢とか…
ワイワイ、ガヤガヤ、とても賑やかです。
ある時、アメリカ人のK先生が口を尖らせて私に言いました。
「ぼくは 2ねんのがくせいをおしえています。
だから だいたい いみ わかります。
しかし、いつも がくせいは おなじミスをします…」
「どういうミスですか?」と思わず私は訊きました。
「その『どう?』をまちがえます」
と今度は、南アフリカから来たR先生が言いました。
彼らの話を聞くと「なるほど」と納得することばかりでした。
そのときの話は、日本人の『間違いやすい表現』に集中しました。
今日は、その話を紹介しましょう。
指摘されたことは4つ。次の No.1~No.4でした。
No.1 「どう思いますか?」の場合

「どう~?」と日本語的に考えると、日本人は大抵の場合、
「how」を使ってしまうようです。
でも「~をどう思いますか?」の場合の「どう」は、
「how」を使いません。
「what」を使うのです。
× How do you think of ~ ?
O What do you think of ~ ?
もし、“How do you think of ~ ?”と訊かれた場合は、
「心で考えますか? 頭で考えますか? 紙に書いて考えますか?」
…というように「考える方法」を訊かれていることになります。
通常は「意見」や「考え」の内容を求めているわけですから、
「what」を使うわけですね。
No.2 「~の首都はどこですか?」の場合

この「どこ」は「where」を使いません。
× Where is the capital of ~ ?
O What is the capital of ~ ?
「場所」ではなくて「地名」を求めているわけですから、
「where」ではなく「what」を使います。
No.3 「~の人口は何人ですか?」の場合

この「何人」は「how many people」を使いません。
× How many is the population of ~ ?
O What is the population of ~?
「数値」を求めているわけですから「what」を使います。
No.4「(車を降りた場所で)ここはどこですか?」の場合

この「ここ」は 「here」を使いません。
× Where is here?
○ Where are we?
「here」は副詞なので「私たちはどこにいるのですか?」
という文にします。
この4つを間違えずに使いこなせていたら、英語の能力は
かなり‘pretty good’(優秀)なのだそうですよ。
頭で分かっていても、ペラペラと会話の中に入ってくると、
日本人はついつい間違えてしまいそう…。
覚えておきたいですね、
“Pretty good.”とネイティブに褒められるように…。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
その次に‘coffee break’で、
「日本人が間違えやすい表現」と指摘されたのは
否定疑問(~ではないですか?)の答え方でした。
大学入試でも、毎年必ずどこかで出題されます。
何か尋ねられて、私達は「うん」とか「ええ」と答える時は
いつも“Yes.”と口から出てしまいます。
「いや」とか「いいえ」と答える時は、いつも“No.”って…。
だから、日本人は否定疑問で訊かれた場合、
彼らに言わせると「よわ~い!」のだそうです。
(1)「昨日そこへ行かなかったんですか?」
“Didn't you go there yesterday?”
「いいえ、行きましたよ。」
○ Yes, I did. × No, I went there.
(2)「明日 買い物に行かないんですか?」
“Won't you go shopping tomorrow?”
「ええ、私は行きません。」
○ No, I won’t. × Yes, I won’t go.
(3)「そのニュース、知らないの?」
“Don't you know that news?”
「いや、知ってるよ。」
○ Yes, I do. × No, I know.
外国人から「よわ~い!」なんて言われないように、
私達日本人も対策を講じなければ、と思いました。
じつは『ゼッタイ間違えないコツ』があるのを知っていますか?
そ・れ・は、「否定疑問」を意識しないこと!
どれも普通の疑問文「~ですか?」だと思って、
『普通に答えればいい』のです。
カンタンなことですから、そのままカンタンに考えるのです。
(1)“Didn't you go ~?”を“Did you go ~?”と思って…
そこへ「行った」場合は“Yes, I did.”と答える。
(2)“Won't you go ~?”は“Will you go ~?”と思って…
「行かない」場合は“ No, I won't.”と答える。
(3)“Don't you know ~?”は“Do you know ~?”と思って…
「知っている」場合は“Yes, I do.”と答える。
これで 正解になります。
もう「日本人は否定疑問によわ~い!」なんて言わせませんよね。
いきなり「日本語を忘れて英語の頭で考えろ!」というのは
ムリだと思います。
でも、練習すれば大丈夫。
日本人は、蕎麦屋に入ったら箸で蕎麦を食べるのに、
イタリアンレストランに入ったらフォークでパスタを食べる…
これが普通にできるでしょう?
もともと「使い分け」が得意なのかもしれませんよ。
「英語で話す時は英語で考えて、日本語で話す時は日本語で考える」
練習さえすれば、案外、私達はそれが器用に出来るはずです。
それが「英語を身につける技術」の第一歩です。
いつも賑やかな‘coffee break’の時間。
違った視点から様々な意見や見解が出て、しかも、
英語と日本語が飛び交って、私にとっても面白い時間でした。


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