《みちる》 Try Wings
Hi! 今回は『 Try Wings 』についてのお話です。
新学年が始まる時期になると、いつもこの言葉を思い出します。
‘ Try wings.’ …皆さんは 聞いたことがありますか?
アメリカの家庭では 家族が自立して新しい生活を始める時、
‘Try your wings.’(自分の力を試してみなさい)
と言って、優しく応援する表現として使ったりします。
それはまさに「親鳥が雛鳥の成長を祝う」気持ちをこめています。
今まで同じ巣の中で安心して暮らしてきた親鳥と雛鳥との離別。
もし、こういうときに親鳥も雛も、その心構えや準備が
できていなかったらどうでしょう?
たとえば、親鳥が雛を過度に心配してしまったり、
雛もいつまでも飛び立たずにいたら…。
そして巣の中で、お互いに楽な方法を考えてしまっていたら…。
だからこそ‘Try your wings!’と、親鳥は雛を送り出し…
雛も‘I'll try my wings.’と、飛び立つ時期が来たことを
自覚しなければいけないのです。
これに似た状況は、私達も一度は経験する貴重な瞬間です。
‘Try your wings.’と同じように使う phrase があります。
どれも「自分の能力を発揮して試してみなさい」という表現です。
・Spread your wings. 翼を拡げてみなさい。
・Stretch your wings. 翼を伸ばしてみなさい。
・Flap your wings. 翼を羽ばたいてみなさい。
新年度の始まるこの4月、それぞれの意味で私たち皆が
スタートラインに立っているはずです。
来日したアメリカ人のHさんご夫妻と私が知り合ったのは、
ちょうど桜が綺麗に咲き誇る季節でした。
そして、そのご夫妻から私は‘Try wings.’という phrase を
初めて聞いたのです。
ご夫妻はこう言いました。
「翼を拡げてみると、今までの生活で自分が気づかなかった力が
湧いてくるかもしれない。
自分の意志で羽ばたいてみると、
自分の力で飛ぶ自信と意欲が湧いてくる。
‘Try wings.’とは、まさに自分のなかにある大切な勇気を
発見するチャンスなんだ」
べつに‘Try wings.’は、親鳥と雛だけの話ではありません。
大人にも‘Try wings.’が必要な場面があります。
Hさんご夫妻は、自分達の‘Try Wings Story’を私に
聞かせてくれました。
彼らが急にアメリカ中西部の田舎から日本へ転勤を命じられた時、
不安で悪夢のように思えたそうです。
来日してみると、やはり不安は的中…。
生活習慣も異なり、戸惑うことばかりだったそうです。
最初はアメリカ人どうしで固まって行動してしまって、
日本人とは挨拶も交わせなかったとのこと。
外国で現地の人と交わらずに閉じこもって暮らしてしまうと、
間違った情報や迷信に振り回されることもあるようです。
このご夫妻も近所のアメリカ人から奇妙な噂を聞いて、
怖がっていたそうです。
「どんな噂?」と私が尋ねてみると、Hさんは真面目な顔で
こんな噂を教えてくれました。
「入口にカーテンのあるレストランは、じつは本当は
『外国人が入ってはいけない』という『しるし』だとか…」
店の入口にあるカーテン…?
私は、おもわず大笑いしてしまいました。
おそらく『蕎麦屋』や『寿司屋』の「のれん」のことでしょうか?

「のれん」のあるレストランは、きっと故郷で見かけたことが
なかったからでしょう。
その後、Hさんご夫妻は、勇気を少しだけ持って‘Try wings’を
実行することにしたそうです。
自分達の好奇心を信じて、
“Let's try our wings.”(自分の力で飛んでみよう)
と意欲を持って翼を広げてみたわけです。
でも、彼らはべつに悲壮な覚悟で飛び立とうとしたわけではなく、
明るく和やかな雰囲気で行動範囲を広げていったようです。
彼らの口癖は、こんな日本語でした。
「ごめんなさ~い。わたし、バカがいじん、わからな~い」
…いったい、誰がこんな日本語、教えたのでしょうね?
あきれて顔をしかめた私に、彼らは言いました。
「でも、この言葉のおかげで、たとえ日本のルールと違う行動を
とってしまっても、日本人は怒るどころか、一緒に笑いながら、
ジェスチャーを使って優しく教えてくれるようになったよ」
そして、すっかり日本に慣れて、生活を楽しんでいたようでした。
Hさんご夫婦はアメリカに帰国するまで、結局、日本語は
あまり覚えられなかったようでしたが、日本の文化をよく知り、
しまいには私のほうが反対に教えてもらうばかりでした。
さて‘Try wings.’の話に戻りましょう。
私がHさん達から学んだことは、
「スタートラインに立つ時の第一条件は
『自分で飛ぶ自信と意欲を持つこと』である」
ということです。
‘Try wings.’は家族や友達への応援の言葉ばかりでなく、
自分への号令であってもいいのです。
新しい生活を始める時、新しい分野の勉強を始める時、
あるいは、新しい仕事を始める時…
私には「おまじない」のように、この phrase とHさん達の言葉が
頭に浮かびます。
そして気持ちを新たに再出発をしたり、
少し方向転換をしたりすることにしています。
それから、もう一つ、‘Try wings.’と同じように、
私が自分自身への号令や「おまじない」として
よく使う諺も、ここで紹介しておきましょう。
Where there is a will, there is a way.
(意志のあるところに道がある)
さあ‘Try wings.’の phrase を使うチャンスは、
あなたにとっては『今』かもしれませんよ!

新学年が始まる時期になると、いつもこの言葉を思い出します。
‘ Try wings.’ …皆さんは 聞いたことがありますか?
アメリカの家庭では 家族が自立して新しい生活を始める時、
‘Try your wings.’(自分の力を試してみなさい)
と言って、優しく応援する表現として使ったりします。
それはまさに「親鳥が雛鳥の成長を祝う」気持ちをこめています。
今まで同じ巣の中で安心して暮らしてきた親鳥と雛鳥との離別。
もし、こういうときに親鳥も雛も、その心構えや準備が
できていなかったらどうでしょう?
たとえば、親鳥が雛を過度に心配してしまったり、
雛もいつまでも飛び立たずにいたら…。
そして巣の中で、お互いに楽な方法を考えてしまっていたら…。
だからこそ‘Try your wings!’と、親鳥は雛を送り出し…
雛も‘I'll try my wings.’と、飛び立つ時期が来たことを
自覚しなければいけないのです。
これに似た状況は、私達も一度は経験する貴重な瞬間です。
‘Try your wings.’と同じように使う phrase があります。
どれも「自分の能力を発揮して試してみなさい」という表現です。
・Spread your wings. 翼を拡げてみなさい。
・Stretch your wings. 翼を伸ばしてみなさい。
・Flap your wings. 翼を羽ばたいてみなさい。
新年度の始まるこの4月、それぞれの意味で私たち皆が
スタートラインに立っているはずです。
来日したアメリカ人のHさんご夫妻と私が知り合ったのは、
ちょうど桜が綺麗に咲き誇る季節でした。
そして、そのご夫妻から私は‘Try wings.’という phrase を
初めて聞いたのです。
ご夫妻はこう言いました。
「翼を拡げてみると、今までの生活で自分が気づかなかった力が
湧いてくるかもしれない。
自分の意志で羽ばたいてみると、
自分の力で飛ぶ自信と意欲が湧いてくる。
‘Try wings.’とは、まさに自分のなかにある大切な勇気を
発見するチャンスなんだ」
べつに‘Try wings.’は、親鳥と雛だけの話ではありません。
大人にも‘Try wings.’が必要な場面があります。
Hさんご夫妻は、自分達の‘Try Wings Story’を私に
聞かせてくれました。
彼らが急にアメリカ中西部の田舎から日本へ転勤を命じられた時、
不安で悪夢のように思えたそうです。
来日してみると、やはり不安は的中…。
生活習慣も異なり、戸惑うことばかりだったそうです。
最初はアメリカ人どうしで固まって行動してしまって、
日本人とは挨拶も交わせなかったとのこと。
外国で現地の人と交わらずに閉じこもって暮らしてしまうと、
間違った情報や迷信に振り回されることもあるようです。
このご夫妻も近所のアメリカ人から奇妙な噂を聞いて、
怖がっていたそうです。
「どんな噂?」と私が尋ねてみると、Hさんは真面目な顔で
こんな噂を教えてくれました。
「入口にカーテンのあるレストランは、じつは本当は
『外国人が入ってはいけない』という『しるし』だとか…」
店の入口にあるカーテン…?
私は、おもわず大笑いしてしまいました。
おそらく『蕎麦屋』や『寿司屋』の「のれん」のことでしょうか?

「のれん」のあるレストランは、きっと故郷で見かけたことが
なかったからでしょう。
その後、Hさんご夫妻は、勇気を少しだけ持って‘Try wings’を
実行することにしたそうです。
自分達の好奇心を信じて、
“Let's try our wings.”(自分の力で飛んでみよう)
と意欲を持って翼を広げてみたわけです。
でも、彼らはべつに悲壮な覚悟で飛び立とうとしたわけではなく、
明るく和やかな雰囲気で行動範囲を広げていったようです。
彼らの口癖は、こんな日本語でした。
「ごめんなさ~い。わたし、バカがいじん、わからな~い」
…いったい、誰がこんな日本語、教えたのでしょうね?
あきれて顔をしかめた私に、彼らは言いました。
「でも、この言葉のおかげで、たとえ日本のルールと違う行動を
とってしまっても、日本人は怒るどころか、一緒に笑いながら、
ジェスチャーを使って優しく教えてくれるようになったよ」
そして、すっかり日本に慣れて、生活を楽しんでいたようでした。
Hさんご夫婦はアメリカに帰国するまで、結局、日本語は
あまり覚えられなかったようでしたが、日本の文化をよく知り、
しまいには私のほうが反対に教えてもらうばかりでした。
さて‘Try wings.’の話に戻りましょう。
私がHさん達から学んだことは、
「スタートラインに立つ時の第一条件は
『自分で飛ぶ自信と意欲を持つこと』である」
ということです。
‘Try wings.’は家族や友達への応援の言葉ばかりでなく、
自分への号令であってもいいのです。
新しい生活を始める時、新しい分野の勉強を始める時、
あるいは、新しい仕事を始める時…
私には「おまじない」のように、この phrase とHさん達の言葉が
頭に浮かびます。
そして気持ちを新たに再出発をしたり、
少し方向転換をしたりすることにしています。
それから、もう一つ、‘Try wings.’と同じように、
私が自分自身への号令や「おまじない」として
よく使う諺も、ここで紹介しておきましょう。
Where there is a will, there is a way.
(意志のあるところに道がある)
さあ‘Try wings.’の phrase を使うチャンスは、
あなたにとっては『今』かもしれませんよ!

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