《みちる》 和製英語
Hi! 今回は『和製英語』の話をしましょう。
留学生のケニー君がホストファミリーに
「シュークリームを食べますか?」
と訊かれて びっくりしたそうです。
シュークリーム(shoe-cream)は、
靴を磨くクリームのことですから、食べられません。
では、あの美味しいクリームいっぱいのスイーツは?
…英語では‘puff cream’といいます。
ですから、通じなかったのですね。
私達がカタカナで書く『英語っぽい言葉』には、
じつは『和製英語』もたくさん入っています。
『和製英語』とは「日本で英語の単語を組み合わせて作った、
英語らしく聞こえる語」のことです。
日本では日常からよく使われているので、多くの日本人が
『英語』だと思っているものです。
でも 本物の『英語』ではないので、ネイティブスピーカーには
通じません。
一般的に「ジャパニーズイングリッシュ」とも呼ばれています。
いったい誰がそんな紛らわしい語を作ったんでしょうね。
今日は、そんな『和製英語』に挑戦してみましょう。

では、クイズですよ。
あなたは『和製英語』を見分けられますか?
次の語句のうち『英語』として正しかったら「◎」、
正しくなかったら「×」を付けてください。
「×」の語句については、正しい『英語』も表してみましょう。
テストではありませんから、気楽に、
勘(第六感)で決めてみてくださいね。
1.モーニングサービス morning service
2.シーズンオフ season off
3.キーホルダー key holder
4.ゴールデンアワー golden hour
5.ビジネスホテル business hotel
6.ペーパーテスト paper test
7.サークル circle
8.プリント print
9.フリーダイアル free dial
10.レディーメイド ready-made
11.アフターサービス after service
12.スポーツテスト sports test
13.ソーラーシステム solar system
14.リサイクルショップ recycle shop
さて、分かりましたか?
『答え合わせ』をしましょう。
じつは「◎」は「10」だけで、あとは全部『和製英語』ですから
「×」です。
では、本当の『英語』ではどう表現するのかも見てみましょう。
×1.モーニングサービス ⇒‘breakfast special’
×2.シーズンオフ ⇒‘off-season’
×3.キーホルダー ⇒‘key chain’
×4.ゴールデンアワー ⇒‘prime time’
×5.ビジネスホテル ⇒‘no-frills hotel’
「フリル(へり飾り)のない=実質本位の」ホテルの意味です。
ちなみに「ターミナルホテル」(terminal hotel)は、
「末期患者を泊めるホテル」と誤解されることがあります。
‘terminal cancer’は「末期ガン」です。
×6. ペーパーテスト ⇒‘written test’
×7. サークル ⇒‘club’
×8. プリント ⇒‘handout’
×9. フリーダイアル ⇒‘toll-free number’
◎10. レディーメイド ⇒‘ready-made’
「レディーメイド」は英語でも「既製品」という意味ですが、
「オーダーメイド」は『和製英語』で、実際の英語では
‘made-to-order’となります。
×11.アフターサービス ⇒‘customer service’
×12.スポーツテスト ⇒‘physical fitness test’
×13.ソーラーシステム ⇒‘solar heating system’
‘the solar system’は「太陽系」です。
×14.リサイクルショップ ⇒‘thrift shop’
‘secondhand store’
今日の「勘」は冴えていましたか?
では、もし「使った語が『和製英語』で、海外で通じなかった…」
という場合には、どう対処したらいいでしょう?
以前、海外へ留学した日本人の学生にこんな話を聞きました。
S君は夏休みを利用して、カナダのバンクーバーでホームステイを
したそうです。
初めは全然英語が聞き取れず、自分から話をすることも苦手で、
やっと口にしてみた英文も相手に分かってもらえず、
落ち込む一方だったとのこと。
もちろん『和製英語』がどれかも、全く知らなかったそうです。
ある日、大切なキーホルダーをある店で落としてしまって、
その店の店員に訊いてみたそうです。
“I am looking for my key holder.”
けれども、店員は首を傾げていました。
そこで“My key holder!”と繰り返してみても、通じません。

「…もう、いいです」とあきらめて帰りかけたとき、
「そうだ!」とひらめいたそうです。
英文法の『書き換え』の要領で説明してみよう、と。
そしてS君は、たどたどしい英語で店員にこう訊き直してみたそうです。
“I am looking for my accessory to attach to the key.”
(鍵につけるアクセサリーを探しています。)
そうしたら、すぐに“Oh, key chains!”と理解されたそうです。
それからS君は、相手に英語が通じないときは、
高校で学習した同意語や反意語、文の書き換え等を思い出して、
自分の知っている他の語に言い換えて説明することにしたそうです。
そして、逆に 相手の話がよく分からないときも、
自分の知っている語を使って言い換えてみて、
「こういう意味ですか?」と聞き返すことにしたそうです。
そのおかげで、S君は英語での意思疎通がスムーズになり、
すっかり英会話に自信をつけたようです。
S君は、こう言っていました。
「『和製英語』かどうかなんて、怖がる必要はなかった。
‘paraphrase’(別の言葉で言い替えること)の工夫と、
英語で話しかけようとする勇気が大切だと思う」
それでは、ついでに もうひとつ。
その‘paraphrase’の力を鍛える方法を知っていますか?
これに有効なのは『英英辞典』です。
「これを言い換えると、どう表現するのかな?」
いつもそう意識して、面倒でも辞書を引く習慣をつけると、
表現力は鍛えられていきます。
ちなみに、私が日頃からよく活用している辞典は、
オックスフォードの現代英英辞典(OALD)です。
ペンや眼鏡と一緒で、辞書も相性が大切。
『和英辞典』や『英和辞典』だけではなくて、
それぞれ自分に合った『英英辞典』を上手に使うことも、
英語での表現力を高めるには、いい方法かもしれませんね。
留学生のケニー君がホストファミリーに
「シュークリームを食べますか?」
と訊かれて びっくりしたそうです。
シュークリーム(shoe-cream)は、
靴を磨くクリームのことですから、食べられません。
では、あの美味しいクリームいっぱいのスイーツは?
…英語では‘puff cream’といいます。
ですから、通じなかったのですね。
私達がカタカナで書く『英語っぽい言葉』には、
じつは『和製英語』もたくさん入っています。
『和製英語』とは「日本で英語の単語を組み合わせて作った、
英語らしく聞こえる語」のことです。
日本では日常からよく使われているので、多くの日本人が
『英語』だと思っているものです。
でも 本物の『英語』ではないので、ネイティブスピーカーには
通じません。
一般的に「ジャパニーズイングリッシュ」とも呼ばれています。
いったい誰がそんな紛らわしい語を作ったんでしょうね。
今日は、そんな『和製英語』に挑戦してみましょう。

では、クイズですよ。
あなたは『和製英語』を見分けられますか?
次の語句のうち『英語』として正しかったら「◎」、
正しくなかったら「×」を付けてください。
「×」の語句については、正しい『英語』も表してみましょう。
テストではありませんから、気楽に、
勘(第六感)で決めてみてくださいね。
1.モーニングサービス morning service
2.シーズンオフ season off
3.キーホルダー key holder
4.ゴールデンアワー golden hour
5.ビジネスホテル business hotel
6.ペーパーテスト paper test
7.サークル circle
8.プリント print
9.フリーダイアル free dial
10.レディーメイド ready-made
11.アフターサービス after service
12.スポーツテスト sports test
13.ソーラーシステム solar system
14.リサイクルショップ recycle shop
さて、分かりましたか?
『答え合わせ』をしましょう。
じつは「◎」は「10」だけで、あとは全部『和製英語』ですから
「×」です。
では、本当の『英語』ではどう表現するのかも見てみましょう。
×1.モーニングサービス ⇒‘breakfast special’
×2.シーズンオフ ⇒‘off-season’
×3.キーホルダー ⇒‘key chain’
×4.ゴールデンアワー ⇒‘prime time’
×5.ビジネスホテル ⇒‘no-frills hotel’
「フリル(へり飾り)のない=実質本位の」ホテルの意味です。
ちなみに「ターミナルホテル」(terminal hotel)は、
「末期患者を泊めるホテル」と誤解されることがあります。
‘terminal cancer’は「末期ガン」です。
×6. ペーパーテスト ⇒‘written test’
×7. サークル ⇒‘club’
×8. プリント ⇒‘handout’
×9. フリーダイアル ⇒‘toll-free number’
◎10. レディーメイド ⇒‘ready-made’
「レディーメイド」は英語でも「既製品」という意味ですが、
「オーダーメイド」は『和製英語』で、実際の英語では
‘made-to-order’となります。
×11.アフターサービス ⇒‘customer service’
×12.スポーツテスト ⇒‘physical fitness test’
×13.ソーラーシステム ⇒‘solar heating system’
‘the solar system’は「太陽系」です。
×14.リサイクルショップ ⇒‘thrift shop’
‘secondhand store’
今日の「勘」は冴えていましたか?
では、もし「使った語が『和製英語』で、海外で通じなかった…」
という場合には、どう対処したらいいでしょう?
以前、海外へ留学した日本人の学生にこんな話を聞きました。
S君は夏休みを利用して、カナダのバンクーバーでホームステイを
したそうです。
初めは全然英語が聞き取れず、自分から話をすることも苦手で、
やっと口にしてみた英文も相手に分かってもらえず、
落ち込む一方だったとのこと。
もちろん『和製英語』がどれかも、全く知らなかったそうです。
ある日、大切なキーホルダーをある店で落としてしまって、
その店の店員に訊いてみたそうです。
“I am looking for my key holder.”
けれども、店員は首を傾げていました。
そこで“My key holder!”と繰り返してみても、通じません。

「…もう、いいです」とあきらめて帰りかけたとき、
「そうだ!」とひらめいたそうです。
英文法の『書き換え』の要領で説明してみよう、と。
そしてS君は、たどたどしい英語で店員にこう訊き直してみたそうです。
“I am looking for my accessory to attach to the key.”
(鍵につけるアクセサリーを探しています。)
そうしたら、すぐに“Oh, key chains!”と理解されたそうです。
それからS君は、相手に英語が通じないときは、
高校で学習した同意語や反意語、文の書き換え等を思い出して、
自分の知っている他の語に言い換えて説明することにしたそうです。
そして、逆に 相手の話がよく分からないときも、
自分の知っている語を使って言い換えてみて、
「こういう意味ですか?」と聞き返すことにしたそうです。
そのおかげで、S君は英語での意思疎通がスムーズになり、
すっかり英会話に自信をつけたようです。
S君は、こう言っていました。
「『和製英語』かどうかなんて、怖がる必要はなかった。
‘paraphrase’(別の言葉で言い替えること)の工夫と、
英語で話しかけようとする勇気が大切だと思う」
それでは、ついでに もうひとつ。
その‘paraphrase’の力を鍛える方法を知っていますか?
これに有効なのは『英英辞典』です。
「これを言い換えると、どう表現するのかな?」
いつもそう意識して、面倒でも辞書を引く習慣をつけると、
表現力は鍛えられていきます。
ちなみに、私が日頃からよく活用している辞典は、
オックスフォードの現代英英辞典(OALD)です。
ペンや眼鏡と一緒で、辞書も相性が大切。
『和英辞典』や『英和辞典』だけではなくて、
それぞれ自分に合った『英英辞典』を上手に使うことも、
英語での表現力を高めるには、いい方法かもしれませんね。
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