《みちる》 パースの日本人たち
みちるの「さんぽみち」も、今回で最後になりました。
どうしてもお話したいトピックスの1つに
『パースの日本人たち』があります。

[ パースの街 ]
西オーストラリアのパースにロングステイをしました。
パースは小さな都市ですが、人々は大変friendlyで
居心地のよいところです。
中国や東南アジアに近いせいか、道行く人々の会話も
英語以外の言語をよく耳にします。
パースには、旅行者以外の日本人もかなり居ましたよ。
初対面でしたが、色々な方とお話をする機会がありました。
まず、ワーキングホリデイで来ている人や、ホームステイや
自炊を経験しながら英語の学校に通う人達もいましたね。
短期間の滞在者は、大体10代後半から20代の若い人達が
中心でした。
実家の手料理を懐かしがったり、ホームシックにかかりながら…
でも、憧れの海外生活を思いっきり楽しんでいるようでした。
日本の大学や専門学校を卒業して、それを生かそうと
パースへ来た人達もいました。
パースの大学で地元の学生と一緒に勉強をしている
日本人留学生達もいましたし、将来は市民権を獲得しようと
働きながら努力している若い人達にも会いました。
それは大体20代から40代くらいの方で、各自が自分の考えを
しっかり持っていました。
それぞれ固い決意を持って、「自分に合った生活」を求めて
日本を離れてきたことでしょう。
Roughな外見とは別に、現在を生きる強さと
globalな優しいまなざしが印象的でした。
「パースで日本より良いと思う所はどこですか?」と
彼らに訊いてみました。
すると多くの人は、
「勤務時間が短く、自由時間が持てるので、勉強、アルバイト、
家庭生活など色々両立できること」を一番に挙げていました。
そうです、パースに着いた日に、じつはびっくりしましたよ。
日本の企業などと違って残業がないので、繁華街の店や
デパートやスーパーなども、夕方の5時少し前になると
バタバタと閉店してしまうのですから。
働いている人達は、帰宅を急いでいるように無言でサッサと
立ち去って行きます。
5時を過ぎて10分くらい経つと、繁華街もウソのように
静まり返ってしまうのです。

[ にぎやかな昼間の繁華街 ]

[ 夕方の人がいない繁華街 ]
開いているのは、マクドナルドと観光客用の土産物屋と
少しのバーだけになってしまいます。
これは「個人の生活を尊重し各自の自由な時間を大切にする」
という州の意向だそうですから、日本と大いに違いますね。
次によく挙げられていたのは、
「人間関係の付き合い方が合理的であること」でした。
お中元やお歳暮、お礼など儀礼的な付き合いは一切なく、
金品で厚意を示す習慣はないそうです。
嬉しい時、困った時は、近所の人や友達に話して
お互いに手助けをするのが普通のようです。
土曜日や日曜日の午後、よくこんな風景を見かけましたよ。
教会ばかりでなく、近くの広場や公園で結婚式のパーティーが
行われているのです。
日本のように高額な費用をかけた儀式や披露宴ではありません。
手作りのガーデンパーティーのように温かい雰囲気を感じました。


[ 公園でのカジュアルなウェディングパーティー ]
幸せいっぱいの花嫁花婿さんが、広い芝生の上で
集まってくる見物人も含めて普段着の大勢の人々から
祝福を受けていました。
本当に微笑ましくて、思わず「おめでとう! お幸せに!」
と声をかけてしまいました。
反対に「パースへ来て困ったことはありますか?」と
彼らに訊いてみました。
「健康ならば問題はない」と彼らは言いました。
「でも病気になったら、医療費のことが…」と皆が言いました。
確かに海外では日本の健康保険証は使えませんから、
非常に多額の医療費を払わなければなりませんね。
「だからパースに来てからは、自分で病気にならないように
充分気をつけている」と皆、口々に言っていました。
そして必要な薬は、少し日本から持参しているそうです。
地元市民も、保険会社のそれぞれ自分に合った保険に加入して
自衛しているとの事でした。
パースで働いている日本人は、あちらこちらで見かけました。
「日本の旅行社の現地支社」「現地の旅行社の案内所」
「観光地の切符売り場」「土産物屋」「ツアーガイド」…
日本人観光客に接する仕事には、ほとんど現地に滞在する日本人が
対応していました。
観光客側にとっても、日本語で相談ができたり説明を聞くことが
できることは、安心して旅行を楽しめる第一条件です。
「お金を貯めたら 日本の両親を招き、楽しませてあげたい、
だから毎日がその予行演習…」
と言って張り切っている青年がいましたよ。
ちょうど日本では「文化の日」で、祝日だったときでした。
現地で知り合った日本人の紹介で、小さい子供たちの集まりに
参加しました。
パースから電車にのって2つ目のグレンダロー駅で、
その「こども会」のMさんのお迎えをうけました。
それは親が日本から仕事の転勤で来たり、
国際結婚でどちらかが日本人だったりする子供達の会でした。
現地の生活は英語ですが、「幼児のうちに日本語や日本の
伝統的習慣も覚えさせたい」と願う若い親達が、
自主的に作ったグループだそうです。
Mさんにも2人のお子さんがいて、たまたま保育士の資格や
経験があったので、その「こども会」のお世話や指導を
頼まれているそうです。
私もボランティアで40分ぐらい、こども達とマジックや折り紙や
お話やゲームをしました。
楽しかったですね。…素敵な思い出になりました。
こども達との時間が終わると、付き添いの保護者達の
手作りのティーパーテイがありました。
それは、日本人同士のとても良い情報交換の場になっていました。
「子供が成長して 日本へ帰っても、世界のどこで生活しても
一人でしっかり生きていけるように…」
と強く願っている若いお母さん達の意見が心に残りました。
パースで会った日本人の方々には、それぞれにドラマや本に
なりそうなstoryがたくさんありました。
ワーキングホリデイの若者も、働きながら勉強に取り組む
大学生も、海外で子育てに頑張るお母さん達も、そして
異国で過す幼い子供達も…素直な優しい笑顔がありました。
『パースの日本人たち』Good luck to you!
『海外で頑張っている日本人たち』 Good luck!
心から応援したい気持ちでいっぱいです。
さて、猛暑の夏休みも終わりになります。
『日本にいる私たち』も新しい気持ちで、
現在の生活に向き合って、それぞれ新たなstartをしましょう。
みちるも新しい「さんぽみち」を歩いていきます。
Thank you for letting me join you.
Good luck to all of you!





















